盲導犬パピーの口腔ケア!
先日、ライトハウス盲導犬協会でパピーウォーカーの方々に犬の口腔ケアの重要性とブラッシングの実習を行わせていただきました。
たくさんのパピーに囲まれた実習は本当に楽しく幸せでした。
また、夢が一つが叶えられとても嬉しい1日となりました。
パピーウォーカーとは盲導犬候補のパピー(子犬)を生後2か月齢から1歳前後までの約10か月間、家族の一員として迎え、人と一緒に安心して暮らすための関係づくりと家庭でのルールを教えていただくボランティアです。
講義のスライド作りにあたってたくさんの調べ物をしました。私もとても勉強になりました。
犬の歯周病について調べてみると、人とは違う種類の菌が関与している事がわかりました。また。犬の歯周病が飼い主の口腔内から発見されたという論文も存在しました。
人とは全く違う歯の配列や形態などを理解しながらブラッシングのイメージをして頂きました。
ブラッシングの実習ではまず、ブラッシング時の姿勢についてお伝えしました。
おすわりをした状態や、上を向いた状態では固定ができず動いた時に危険になる為、横向きにし固定ができる方法をお伝えしました。
そのあと、リラックスしてもらうためにマッサージを行っていきます。パピーウォーカーの皆様からすごく気持ちよさそうとの声が聞こえてきて来ました♪
ついに初めてのブラッシングをする時がやってきました。色んなところからシャカシャカと音が聞こえてきました。皆さんから『わぁー!歯磨きできてる♪』との声がたくさん聞こえてきました。
1組1組にブラッシング指導に入ると、たくさんの質問をいただき、また熱心に聞いてくださいました。パピー達は本当に大切に育てられているんだなぁと感じました。
今回、このような貴重な時間を頂き関係者の方々に心より感謝しています。
今後、パピーたちがブラッシングをされる時に、リラックスして受けれるようになれば、成犬になってもきっとブラッシングを嫌がらず出来るようになると信じています。
盲導犬となり人を支えたくれ引退した後、健康で長生きできるように、これからも少しでも歯科衛生士としてお手伝いしていきたいです。